ヨルカフェ/バー ナラ コンテンポラリー の日記
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Creative City and Global Economy 国際シンポジウム
2011.12.02
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先日11月23日に法政大学にて行われた国際シンポジウム
『創造都市とグローバル経済』
Creative City and Global Economy
HP: http://www.ccge2012.org/
UST: http://www.ustream.tv/channel/ccge2012
主な登壇者は下記(敬称略)
・OneVietnam Network ディベロップメント・ディレクター ウェン・グエン
・パシフィック・ヴィジョン・パートナーズ コンサルタント エドワード・イフシン
・金沢工業大学大学院教授 コンテンツ&テクノロジー融合研究所・所長、Avex International Holdings Limited 代表取締役社長/北谷賢司
・Polish Partnerships 共同経営者 ポリー・ルジャンドル
・イェール大学政治学科助教授 斉藤淳
・『Zero1 プロジェクト』エグゼクティヴ・ディレクター ジョエル・スレイトン
・NY グッゲンハイム美術館副館長 アリ・ワイズマン
・慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授 岩渕潤子
このシンポジウムに、ナラコンとしてコーヒー提供をし、中山個人はカメラマンとして参加してきました。
懇談会では主にアメリカからの登壇者の方々とお話をさせていただいたのだけど、いざ本人を目の前にして話をする機会があっても、満足できるスマートな会話をすることはとても難しい。
「英語を話せるようになりたい」とか、
「英語が話せないから」とかよく聞くけど、それに対する僕の変わらない意見としては、
話す内容がなければ始まらない。ということ。
有名な方々との会話に際しては、事前に下調べをして望むのがベターである。
インタビュアーのように。
自分がなにをしているか、自分の考え方はなにかを言うことと、相手に対する質問が切っ掛けとなるからだ。
大切なのは欲張り過ぎないこと。すべての人と平等に仲良くなるのは限られた時間の中では不可能なので、波長が合いそうな人と長く会話をすることがミソだと思う。
固くなりすぎないように少しのユーモアと、相手が退屈しないように、あるいは会話の内容を深めるために深い理解力(幅広い知識)と自分の意見(トンチンカンでなければ自信があるなしに関わらず)が必要で、それをクリアできれば語学力は大した問題にはならないはずだ。
第一、母国語ではないのだから完璧に話せなくて当たり前であって、相手もそれを理解しているはずなので、やはり語学力を理由に引っ込んでしまうのは非常にもったいない。
そういった意味において、今回のシンポジウムで印象に残ったシーンがあった。
一人の学生と思われる男性が、登壇者控え室の前の通路でウェン・グエンさんを捕まえて質問をしていたこと。
彼はほとんど英語を話さないにも関わらず一生懸命質問していて、ウェン・グエンさんもそれにきちんと礼をもって応えようとしていたこと。
よっぽど間に入って通訳しようかとも思ったが、彼にとってはそのイライラが大きな力になるはずなのでよしておいた。今回は質問すらもうまくできなかったかもしれないが、将来を考えるとそのイライラを持ち帰る方が大切なのだと思う。
そんな微笑ましいシーンもあったし、
僕にとっては「国際シンポジウムでコーヒー」を出すという新たな挑戦があり、
これだけの規模の国際シンポジウムの運営を間近で見られたことも、
それからたくさんの考え方があり、それを動かしている人々と出会えたことも。
大変良い経験をさせていただきました。