ヨルカフェ/バー ナラ コンテンポラリー の日記
-
Winner takes ALLLLLLLLLLL!!
2011.01.10
-
All or Nothing
They bet energy.put everything to the pot.
and they won.
congratulations!!
以前僕の日記でも紹介したが、
http://ameblo.jp/dscafe/entry-10741111275.html
モンゴルのコンテンポラリーアーティストEya,Dermee,それからベルギー人のフォトグラファーVanessa.
1ヶ月の間に$9000を寄付によって集める。
1ヶ月経っても集まらなければ1セントだって取れない。
https://www.kickstarter.com/projects/1358410321/mongolian-contemporary-art-a-joint-adventure
腐るほどいるアーティストやフォトグラファーの中で、どれだけの人間がたった1ヶ月で、100人もの人から$9000もの大金を集めることができるだろう?
恐らく多くの人は鼻で笑っただろうし、彼らを応援している人たちだって難しいと思ったはずだ。
彼らのポットに10ドルを入れた僕でさえも。
最後には彼らは勝った。$9320の大金を手にしてヨーロッパへ行って勉強をし、交流を広め、さらに広い広い世界で存分に活躍していくのだ。
アーティストはスタジオに篭ってただ作品を作っていればよいのではない。
その作品の善し悪しというよりは、将来性や経歴や人脈や有名かどうかによって価値が分かれる。単純にその作品自体ではなく、そういった評価のされ方をする。
その面では公平ではないし、ほかのあらゆる世界だと同じだ。
だけど、公平ではない世界というのはある意味では実力を試せる世界なのだ。
その人の生き方がその人の作品を作るのであって、だからこそ価値があるのだ。という考え。誰が作ったのかがとても重要視される世界。(ウォーホールはファクトリーで作ったが)
もちろんそれだけが全てではないし、一面に過ぎない。
技術だけではないという意味でね。
それと、
キュレーターやコレクターは千里眼を持っているわけではない。ということ。
目に留まるところに作品を置かなくてはいけないし、そのマーケットを理解しなくてはいけない。
生き方であると同時に、鎬を削る舞台であり、仕事なのだ。
モンゴルのアートシーンの多くははヨーロッパにある。
それは、大きなマーケットが国内ではなく、ヨーロッパにあるから。
彼らは必要十分な実力とパッション、そして人徳があった。
だからそこに挑むチケットを手に入れることができる。
ただそれだけ。
心から応援したい。